家のベランダや、お庭に植えて子供と一緒に楽しめる植物を紹介します。
つるむらさき
子どもの頃”いろみず”作った事ありますか?
いろみずに使う花といえばツユクサ、アサガオ、ホウセンカなどでしょうか。
私のおすすめは「つるむらさき」です。
つるむらさきはツルムラサキ科のつる性の1年草で、東南アジア地域が原産です。
紫色と緑色の2種類の茎の色があり、紫色は観賞用として、緑色のものが食用として利用されています。
ほうれん草よりも栄養価が高く、独特のヌメリがあります。
葉や若芽を摘んでお浸しや炒め物、味噌汁の具などで食べられます。
そのつるむらさきの実がいろみず遊びにぴったりなのです。
ブルーベリーのような実をつぶすと紫色の汁が出ます。
水の中でつぶせばあっという間に鮮やかな紫色のいろみずになります。
他の花のように根気よくもむ必要も花をたくさんとる必要もありません。
つるむらさきと、ツユクサの色水でバブルアートをしてみました。
バブルアートはしゃぼん玉液と、色水をまぜてしゃぼん玉をつくり紙の上に吹き付ける絵の事です。
つるむらさきはきれいな色が出てます。つゆくさはちょっと薄いですね。
つるむらさきは一株で大量の実が採れるうえに新芽や若葉は食べられる。
そして何より栽培が簡単。次の年には落ちた実から勝手に生えてきます。
手にも服にもつくので汚れるのを覚悟して遊んでください。
レモン
最近レモンを使ったお菓子や、調味料、料理たくさんありますよね。檸檬の木を育てて、収穫して食べるのもよいですが、子どもがいたら檸檬を食べる以外にも楽しみがあります。
それは、アゲハチョウを育てられる事です。
アゲハチョウはチョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科。
アゲハチョウの幼虫が食べるものはレモンやミカン、サンショウ等柑橘類の葉っぱです。
そのため、成虫は新芽を選んで卵を産み、幼虫になり、そこから脱皮を繰り返して成虫になります。
レモンの木を育てていると、アゲハチョウがどこからかやってきて、卵を産んでいくのです。新芽をよーく見てみると小さな卵があるのが分かります。
数日たつと小さな幼虫になって、どんどん大きくなっていきます。
その様子はまるで「はらぺこあおむし」
卵から成長を見守った幼虫がさなぎになって、無事アゲハチョウになる頃にはきっともうすっかり愛着がわくことでしょう。
最近は虫嫌いのお母さんが多いですが、一度アゲハチョウを育ててみてください。いつの間にか虫嫌いが治っているかもしれません。
お子さんと一緒にアゲハチョウ・・・レモンをそだててみませんか?
綿花
綿花言わずと知れた洋服の原料です。
毎日来ている洋服で、なじみのある綿ですが、綿花を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
綿花はオクラのような花をつけます。しばらくすると、ぬいぐるみに詰めるようなふわふわとした綿になります。
それを発見した時の子どもの反応はおもしろいですよ。
ただ、綿花から布にしたいと言われると、そこからさらに色んな工程があり、簡単にはいかないようです。
いつかは挑戦してみたいですが・・・。